
「筋トレって、どうやって続けられるの?」
これ、ぼく自身が一番聞きたかった質問です。
40歳になった今、週5でジムに通い、分割法で毎日トレーニングを続けています。でも30代後半にジムに通い始めたころは、「続ける」ことがこんなにも難しいとは思っていなかった。
この記事ではぼく——チュートラール——の実体験を、飾らずに正直に話します。筋トレの継続で悩んでいる人に、何かひとつでも使えるものが届けばいいなと思って書きました。
この記事で伝えたいこと
- ぼくが筋トレを続けられなかった時期の話
- 「続く人」と「続かない人」の分かれ目で気づいたこと
- パーソナルトレーナーを目指す今、改めて感じること
- 明日のジムに行く気力が少し湧く、かもしれない話
正直に言う。最初の半年は「続いていなかった」

30代後半でジムに入会したとき、最初のモチベーションはそれなりに高かった。器具の使い方を調べて、メニューを組んで、「よし、やるぞ」という気持ちで踏み出した。
でも現実は全然違った。
最初の1ヶ月は週2〜3回行けた。2ヶ月目は週1回ペースに落ちた。3ヶ月目は気がついたら月に2回しか行っていなかった。そして4ヶ月目、「最近ジム行けてないな」という罪悪感だけが残っている状態になっていた。
今振り返ると、失敗の原因はいくつかあった。
「目標が曖昧だった。」
「痩せたい」「体を締めたい」——これ、実はあまり機能しない目標なんです。ゴールが遠すぎて、今日ジムに行かなくても何も起きないから、後回しにしやすい。
「成果が見えなかった。」
最初の2〜3ヶ月は、見た目も体重もなかなか変わらない。「これだけ頑張ってるのに変わらないな」という感覚が続いて、だんだんジムに行く理由を見失っていった。
「楽しくなかった。」
これが一番正直なところかもしれない。当時はトレーニングが「義務」だった。行かなきゃいけないもの、という感覚。そこに喜びがなかった。
「続く人」と「続かない人」の分かれ目

あるとき、週5〜6でジムに通っている先輩トレーニーに「なんで続けられるんですか?」と聞いたことがある。
その人はこう言った。
「ジムに行くことが、もう一番の休憩になってるから」
この言葉がぼくの中でかなり刺さりました。
「休憩」。ジムが休憩。
当時のぼくにはその感覚がまったくなかった。でも続けていくうちに、少しずつその感覚が分かるようになってきた。
バーベルを持って、その重さと対話する時間。頭の中を空っぽにして、ただ目の前のトレーニングだけに集中する時間。それが仕事や人間関係から切り離された、自分だけの時間になっていった。
「ジムが趣味になる」というのはこういうことだと思う。義務感ではなく、行きたいから行く。行かない日のほうが「なんか物足りないな」と感じるようになる。
そこに到達するまでに、ぼくの場合は1年近くかかりました。

弱点部位と向き合うことで気づいたこと

現在のぼくの弱点部位は肩と胸上部です。
鏡を見ると、胸の中部や下部は育ってきているのに、インクラインプレスで刺激する上部胸と、サイドレイズで刺激する肩の側面がなかなか発達しない。
最初は「なんでここだけ反応しないんだろう」とフラストレーションがありました。同じ重量で同じセット数やっているのに、見た目の変化が遅い部位があることが悔しくて。
でも、パーソナルトレーナーの勉強を始めてから、見方が変わりました。
「弱点部位は、フォームや神経系の接続が不十分なことのサインでもある。」
たとえば肩のサイドレイズ。重量を追いかけすぎると、肩の三角筋ではなく僧帽筋(首〜肩の上部の筋肉)が主に動いてしまう。見た目には同じ動作に見えても、筋肉への刺激が分散している。
これを知ってから、サイドレイズの重量をあえて下げました。軽くして、ゆっくり、三角筋に効いている感覚を確かめながらやる。最初は「こんなに軽くていいのか」と思ったけど、翌日の肩の疲れ方がまったく違った。
弱点に向き合うことは「できないことと向き合うこと」でもある。でも、そこから学べることが一番多い。
健康>パフォーマンス>見た目。
この優先順位はトレーニングを続ける中で自然に出来上がったものです。見た目を最優先にしていたころは、焦りがあった。でも「まず健康であること、次に動けること、その結果として見た目が変わる」という順番に腰を据えてからのほうが、精神的にも安定してトレーニングできています。
パーソナルトレーナーを目指すようになった理由

「なんでパーソナルトレーナーの資格を取ろうと思ったの?」とたまに聞かれます。
正直に言うと、最初は「自分のトレーニングの精度を上げたい」という動機が一番大きかった。資格の勉強をすると、筋肉の解剖学や運動生理学の知識が体系的に身につく。「なぜこの種目がこの筋肉に効くのか」という根拠が分かると、トレーニングの質がまったく変わります。
でも勉強を続けるうちに、もう一つの動機が出てきた。
「自分と同じように悩んでいる人の役に立てるかもしれない」という気持ち。
ぼくは最初の半年、ほぼ成果が出なかった。フォームも知識も足りなかったし、何より「正しいやり方」を教えてくれる人が周りにいなかった。あのころのぼくに適切なアドバイスをしてくれる人がいたら、もっと早く変われていたかもしれない。
まだ資格取得の途中です。でも「誰かに何かを伝えられる立場になる」という目標が、今のトレーニングに対するモチベーションの一部になっています。
発信しているぼくのブログ「F.E SHIFT」は、そういう思いで書き続けています。

まとめ:あなたへのメッセージとして
最後に、正直に伝えたいことをまとめます。
筋トレは続けるほど「面白くなる」ものです。
最初はきつい、成果が見えない、行くのが億劫——そういう時期が必ずあります。でもそれは「続いていない」のではなく、「続けるための土台を作っている段階」だとぼくは思っています。
最初の3ヶ月は、成果より「習慣をつくること」が目的でいい。週2回でも、30分でもいい。行かない日より行った日を積み重ねることだけを意識する。
そうやって続けた先に、ジムが「自分の時間」になる瞬間が来ます。義務感がなくなって、「今日も行けた」という小さな満足感が積み重なっていく。
ぼく自身、40歳の今が人生で一番体と向き合っている時期です。30代後半に始めるのが「遅い」なんてことはなかった。
あなたが今どの段階にいても、始めたことはムダにならない。
明日、もし少しだけジムに行く気になったなら——それで十分です。
チュートラール / ブログ「F.E SHIFT」
習慣が変わる、人生が変わる。フィットイージーでギアを入れろ。
40歳 / パーソナルトレーナー資格取得に向けて勉強中